10分でわかる!うつ病の治療方法【総まとめ】

 

うつ病には、どのような治療法があるのでしょうか?

 

 

このページを読んでいただければ、うつ病にはどのような治療法の選択肢があるのかが、よく分かるようになります。

 

また、多くの人が見落としがちなそれぞれの治療法の注意点についても、お教えしていきます!

うつ病治療の3本柱とは?

蒼井
こんにちは!

管理人の蒼井です。

うつ病の治療法は、薬物療法、精神療法(心理療法)、生活療法の大きく3つにわけることができます。

 

うつ病を治療する方法というと抗うつ薬、つまり薬物療法ばかりが重要だと思われがちですが、そこには大きな落とし穴が潜んでいます。

 

なぜなら、たとえ薬をしっかり飲んでいたとしても、休養せずに無理して働き続けていたり、ひどい食生活をしていたりしたら、うつ病は良くならないからです。

 

 

また、うつ病の発症には職場や人間関係における精神的なストレスがかかわっていることがほとんどですよね。

 

したがって、精神療法(心理療法)でストレス対処法を身につけることも、とても大切なことです。

 

うつ病の治療法は薬物療法だけではなく、生活療法、精神療法と合わせて3つセットで考えるようにしましょう!

 

幸せの青い鳥
ここがポイント!

うつ病の治療法は、薬物療法、精神療法、生活療法の3つ!

1.薬物療法

薬物治療って本当に効果があるの?

精神科でうつ病と診断されれば、多くの場合、抗うつ薬などの薬が処方されることになります。

 

でも、「抗うつ薬って本当に効果があるの?」という不安もありますよね?

 

結論から言うと、抗うつ薬は、すべての人に効果があるわけではありません。

 

だいたい、抗うつ薬がしっかりと効く人の割合は、3割から4割くらいだと言われています。

 

薬の効果がはっきりと見られる人がいる一方で、薬の効果がまったく見られない場合もあるということは、ぜひ知っておいてください。

 

幸せの青い鳥
ここがポイント!

抗うつ薬は、すべての人に効くわけではない!

薬物治療のメリットとデメリットとは?

薬物治療には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

 

薬物治療のメリット

  • つらい症状を抑えることができる。
  • 精神療法よりも、早く効果が出る。
  • 精神療法のような努力がいらない。

 

薬物治療のデメリット

  • 副作用がある。
  • 急にやめると、離脱症状(禁断症状)が出る。
  • 単独では、再発率が高い。

 

どんな種類の薬が処方されるの?

うつ病で処方される薬は、抗うつ薬だけではありません。

 

抗うつ薬以外にも、抗不安薬、睡眠薬、気分安定薬、抗精神病薬、漢方薬などがあわせて処方されることがあります。

 

抗うつ薬は、効果がすぐに出るわけではなく、効果が出るまでに2~4週間くらいかかるのが特徴です。

 

また、うつの時は不安が強かったり、不眠症もあったりしますよね。

 

そういった場合には、抗不安薬(安定剤)や睡眠薬も一緒に処方されることが多いです。

 

安定剤や睡眠薬は効果も高いですが、依存性の問題もありますので、主治医の指示にきちんと従って内服するようにされてください。

2.精神療法

精神療法とは?

ストレス、人間関係、考え方など、心理的な面にアプローチする治療法が、精神療法(心理療法)です。

 

うつ病の精神療法と言えば、認知行動療法がもっとも有名です。

 

他にも、医者やカウンセラーが患者さんの話をよく聞いて、心理的なサポートをしてあげることも、立派な精神療法の一つであり、とても大切なことです。

 

 

忙しい診療現場では、一人一人の話をじっくり聞く時間がないので、なかなか難しい面もあるかと思います。

 

蒼井

でも、患者さんの心の悩みをよく聞いて、何がストレスとなっているのか、どうしたら解決できるのかを一緒になって考えてあげることが、本来はもっとも大切なことなのではないかと、僕は考えています。

認知行動療法

認知行動療法は、ひとこで言えば、考え方を変えるための治療法です。

 

考え方が変われば、ストレスも減り、うつになりにくくなるのです。

 

蒼井

実際、認知行動療法は、うつ病の治療に効果があることが、これまでの研究でしっかりと証明されています。

しかも、薬物治療に認知行動療法を併用することによって、うつ病の再発率が下がるということが分かっています。

 

薬をやめたあとの再発予防にも、認知行動療法はとても効果的なのです。

 

認知行動療法の詳細については、以下の記事も参考にされてください。

うつ病を根本から治す!認知行動療法とは?【徹底解説】

2017.09.30

 

幸せの青い鳥
ここがポイント!

認知行動療法は、うつ病の根本的な治療と再発予防に効果的!

対人関係療法

認知行動療法ほど有名ではありませんが、対人関係療法も、うつ病の治療に効果があることが分かっています。

3.生活療法

休養

心のエネルギーが無くなってしまって、もうこれ以上頑張ることができない状態が、うつ病です。

 

もうこれ以上余計なエネルギーを消費せず、エネルギーを充てんするためにも、まずは休養がとても大切なのです。

 

蒼井

あなたは昔から、ついつい頑張りすぎてしまうことはなかったですか?

休養中は、頑張りすぎたり無理をしたりせず、ゆっくりと心を休めて下さい。

食事療法

うつ病がなかなか治らないのは、実は食事が原因であることもかなり多いです。

 

ひどい食生活で栄養が足りていなければ、脳がうまく働かなくなってうつが悪化してしまっても不思議ではありません。

 

どんな食事をすればうつ病が治るのかについては、以下の記事をご覧ください。

うつの原因は食事だった?!うつ病の食事療法の5つの秘訣

2017.10.05

運動療法

運動にはうつ症状を改善する効果があることが、多くの研究ですでに実証されています。

 

具体的にどんな運動をしたら良いのかについては、以下の記事をご覧ください。

自宅でも簡単に始められる!うつ病の運動療法の効果とやり方

2017.10.15

生活習慣

うつになると、どうしても生活のリズムが乱れがちになります。

 

完全に昼夜逆転してしまうと、それを元のリズムに戻すのはかなり大変です・・(汗)

 

 

どうしてもつらい時以外は、なるべく生活のリズムを崩さないようにした方が賢明です。

 

もう眠いのに、夜中まで起きてパソコンをやったりDVDを見たりして、夜更かししないようにしましょう!

 

幸せの青い鳥
ここがポイント!

なるべく、生活のリズムが乱れないようにしよう!

4.その他の治療法

電気けいれん療法

薬物以外の特殊な治療の選択肢として、「電気けいれん療法」という治療法があります。

 

抗うつ薬と違い即効性があり、すぐに効果が出るということが最大のメリットです。

 

全身麻酔をして、意識のない状態で、脳に電気を流します。

 

筋弛緩薬を投与して行うので、実際にはけいれんは起こりません。

 

蒼井

きちんとした管理のもとで行えば安全性の高い治療法ですが、全身麻酔のリスクもありますし、やや侵襲性の高い治療となります。

磁気刺激治療

脳に磁気をかけるという治療法です。

 

電気けいれん療法より新しく開発された最新の治療法で、ある程度の効果が望めるということは分かっていますが、まだ確立された治療法とまではいきません。

 

電気けいれん療法のような麻酔が必要なく、意識も保ったまま受けられるという点がメリットです。

 

保険適用はまだされていませんが、自費治療であれば、日本でも治療を受けることは可能です。

光療法

強い光を浴びる治療法で、「高照度光療法」とも呼ばれます。

 

「冬季うつ病」という特殊なタイプのうつ病に、用いられる治療法です。

 

冬季うつ病とは、冬にのみうつ症状が出現するタイプのうつ病のことで、冬の日照時間の少なさが発症に関与しているのではないかと考えられています。

いかかでしたか?

蒼井

このページでは、一般医学的なうつ病の治療法について、なるべく分かりやすく解説させていただきました。

 

食生活習慣なども含めて、実はいろいろな療養のポイントがあるのだということを、ご理解いただけましたら幸いです!

 

最短でうつから抜け出す方法を、ぜひ知って下さい!

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